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地方

地方から全国展開する企業はおもしろい

先日、長崎ヴェルカがBリーグ初優勝を決めた。
普段、バスケットをあまり見ない私だが、妻がみていたので、
隣に座ってみた。
決勝戦の対戦相手は、琉球ゴールデンキングスだった。
このチームは、すでに優勝経験がある。
第一戦は、琉球ゴールデンキングスが取り、第二戦は長崎ヴェ
ルカだった。
第一戦から接戦が続いたのだが、長崎ヴェルカが初優勝した。
長崎県民の声援をチームの力に変えたのだろう。
すばらしい優勝だった。

長崎は、私の故郷福岡からも近い。
近いのだが、長崎はまったく違った街並みだ。
異国情緒が味わえる風情がある町だ。
福岡からこんなに近いのに、まるで外国のような風景が横たわ
る。
私は、長崎の地でも、まだ行っていないところがたくさんある。
福岡にいたときに、もっと行っておけばよかった、と今思う。

長崎のスタジアムシティは、ジャパネットホールディングス(
長崎県佐世保市)が長崎市中心部に建設した傘下のサッカーチ
ーム、V・ファーレン長崎とヴェルカが拠点とするスタジアム
だ。
アリーナもあり、そのほかに商業施設、ホテル、オフィスなど
がある。
このスタジアムは、試合のない日も開放されているようだ。
アリーナではパブリックビューイングや中高年向けコンサート、
若者向けフェスなどが継続して開催され、稼働率は土日と祝日
で8割以上になるという。

長崎スタジアムシティ
– 長崎で感動と誇りあふれる「今」を届ける。「長崎スタジアム
シティ」とは、ジャパネットグループがサッカースタジアムを
中心に

ジャパネットのように地方を拠点に全国展開する企業は重要だ。
この企業は地域を大切にする。
地域を大切にできる事業規模を獲得できたということだ。
創業は当たり前だが、中小企業だ。
創業者は個性派だ。
むかしはよくテレビショッピングで饒舌に販売活動をしていた。
お馴染みの声で商品説明をおこない、テレビでいろいろな商品
を売りまくった。
テレビショッピングの代表的な企業になった。

上場もしていない。
テレビショッピングだから、東京へ出ていく必要もない。
地方から地方らしさを出しながら商品販売を拡大していった。
ある人に言わせれば、ネット時代にジャパネットなどいらない、
と話していたのだが、私は、自分の領域をもつことは大切だ、
と考えている。
すべての商品がAmazonや楽天で販売されるわけではない。

消費者は自分に合った、否、自分が心地よい販売ルートで商品
を購入する。
価格だけでもない。
販売とは人間心理との終わることがない対話だ。
今や一地方であった長崎を変えるまでの力をもつようになった。
企業に必要なのは、このような独自の挑戦だ。
東京だけがすべてではない。

私のような出不精な人間ですら、長崎ヴェルカの優勝は心に響
いた。
また、長崎へ行ってみたい、と。
企業は、国民から愛されなくてはならない。
中小企業時代から人に愛される企業は、事業を成長させて大企
業へ変身していける。
地方だからこそ、そのような企業が存在できるのだろう。

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