100億円宣言企業に関する記事が目に留まった。
次の内容は、記事の一部抜粋だ。
『経済産業省(中小企業庁)は2025年5月、スケールアップに
よる中小企業の競争力向上を図る観点から、「100億宣言」を
開始した。これは売上高100億円を目指すことと、そのための
成長戦略を経営者の名前・顔写真付きで対外的にコミットす
るユニークな仕組みである。
中小企業の「100億宣言」が爆発的ヒット 参加企業は3000
社を突破、成長戦略“不断のアップデート”とスタートアップ
連携が生き残りの鍵 |![]()
経済産業省(中小企業庁)は2025年5月、スケールアップによ
る中小企業の競争力向上を図る観点から、「100億宣言」を開
始し
宣言を行った中小企業は、国の補助金・税制による設備投資
支援や100億を目指す経営者ネットワークへの参加といった、
さまざまなサポートを活用できる。宣言企業の数は制度開始当
初の311社から足元では3,188社へ大きく増加しており、その合
計売上高は12.5兆円に上る。
また、宣言企業は全国に広がっており、東京・大阪・愛知以外
の企業が全体の7割を占めるほか、製造、卸売・小売、建設、
運輸、宿泊・飲食など地域経済の主力業種が全体の9割に上る。
仮にこれらの企業の多くが売上高100億円を達成すると、10兆
円超の新たな需要が発生し、地域経済への波及効果はさらに大
きくなると考えられる』
対象企業は、10億円以上、100億円未満だ。
ずいぶん幅があるのだが、要は企業が挑戦している分野やその
取組みによるのだろう。
詳しく読んでいないのだが、それぞれの内容に応じた補助金な
どがあるようだ。
だいたい補助金と聞くだけで企業が集まる。
本当に100億円以上の企業になれるのは何社あるのだろうか。
政治は、未来に対するメッセージが好きだ。
やっているふりをする。
企業が注意しなければならないのは、国主導で政策を打つと、
言葉は悪いのだが、少々問題があるコンサルなどがはいってき
て、経営をかき回すことだ。
適切なアドバイスやサポートをしてくれる企業や人物もいるの
だが、まず大事なことは自社で課題を把握しており、経営者や
社員に主体性があることだ。
売上100億円を超えた企業には、企業の独自性が明確にあっ
た。
製品やサービス、あるいはマネジメントにおいて独自の視点を
確立している。
10億円くらいであれば、他社を模倣することで売上を達成す
ることができるのだが、10億円から100億円を目指すので
あれば、人材、組織、マネジメントのすべてにおいて、挑戦し
ていかなければならない課題が押し寄せてくる。
事業の成長だけに注力しているわけではない。
人材を育成しながら、目標を達成するための経営思考と行動力
を身に着けていかなくてはならない。
補助金だけでなんとかなるものではない。
経営者の経営能力がもろに試されるだろう。
覚悟をしておかなければならない。
なんとかなることはない。
なんとかしていくという主体性ある思考と行動力が出発点だ。