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エネルギー

水素製造コストへの挑戦

水素エネルギーの活用を応援する私にとって、水素の製造コス
トはなかなかやっかいだ、と思っていた。
水素スタンドも減っている。
水素社会は夢のまた夢のようだ。

こんなとき中東紛争が勃発した。
原油価格が急上昇している。
政府や企業は、紛争が収まるのをじっと指をくわえてまってい
るほかない。
企業は、独自に原油の調達先を探しまわっている。
当面、ガソリンなどの供給のためだ。
少しづつではあるが、原油の調達先が多様化している。
調達価格は、当然、上がっているのだろう。

そのとき、次の記事を読んだ。
『東京大学先端科学技術研究センターは、実質0円でグリーン
な水素を作る画期的な技術を開発した。

同センター水素エネルギー分野の研究グループは、再生可能エ
ネルギー由来電力を用いた水電解プロセスにより、1ノルマル
立方メートルあたりの製造価格0円以下でのグリーン水素製造
に成功した』とあった。

水素製造コストが実質0円。東大が開発した再生可能エネルギ
ー活用の新技術 | Forbes JAPAN 公式サイト

結論から言えば、社会システムを効率よく利用しながら水素の
製造コストを0円にするようだ。
私は、なにも0円でなくとも、原油価格に追随できる価格を目
指していけばよい、と考えている。
なんといっても重要なことはスピードだ。

こんなインフラを構築するには、大学の研究センターだけでは
無理がある。
このような挑戦的な試みこそ、大企業が投資をして欲しいもの
だ。
自社株買いで5000億円よりは、エネルギーをもたないわが
国の未来には投資してほしい。
それで株価が上がる理由はないのかもわからないが、挑戦する
姿勢を経営者がもつことが大事だ。

社員は、そんな経営者の後ろ姿に続いていく。
なんども言うが、わが国は、まだまだ挑戦すべき分野がそこら
中にある。
すぐに金になるものばかりではないが、我々の諸先輩たちは、
戦後のなにもないところから、産業立国をつくってきた。
産業の源は、エネルギーだ。

昭和の石油ショック時によく理解できたはずだが、比較的世界
情勢が安定していたなかで、安い原油が調達できたのは運がよ
かっただけだ。
その運も尽きようとしている。
学がよい挑戦をしているのだが、それを具体的に推し進めるの
は、大企業の役割だ。
実際の製造に向けた挑戦ができる企業もあれば、資金を投資す
ることができる企業もいる。
このような画期的なシステムは社会連携が大切だ。
これまで企業独自の成長によって経済大国になってきたのだが、
これからは、産学、そして社会と連携しながら、わが国の成長
に寄与することができる企業や人が求められるだろう

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