近頃、クリエーターなどの仕事の単価が下がってきたという記
事を、なにかで読んだ気がする。
Web制作やライターなどの仕事は、どうもAIに対して分が悪そ
うだ。
私でもなんとなくわかる。
デジタル化は、多くの分野で価格を下げていく効果があった。
もっとも、デジタル化においても付加価値が高い製品やサービ
スを生み出せば、価格は高くなっている。
サブスクで簡単に値上げされている。
私の生活はデジタル奴隷のようだ。
人の世界でも、デジタルの世界でも、いかに付加価値があるも
のを生み出すかが問われる
今後は、さらにロボットなどが社会へはいってくれば、この分
野でも低価格がはじまるだろう。
このような状況は、物作りでもサービス分野でも低価格を進め
ていく、と思われる。
AIはあらゆる分野のコストを下げていく可能性が高い。
人間にとっては少々やかいない場面が増えそうだが、個人から
みれば、付加価値が高い仕事ができれば、引く手あまただろう。
また、個人事業主に限らず中小企業では、AIを使いこなせる人
間がいれば、広告やWEBサイトなどを自社で作成することも可
能となり、大幅な経費削減ができそうだ。
ランサーズなどで活躍している個人事業主にとっては、売上を
確保するチャンスが増えると予想される。
なにも単価が高い事業会社へ依頼する必要がなくなるからだ。
反対に、事業会社の下請け仕事は、益々発注単価を下げられて
いくのではないだろうか。
AIは論理性と相性がよい。
プログラム分野で人が減らされているは、論理性とスピードに
おいてはAIの優越性が明白だからだ。
これからもAIを使いこなせる人間は求められるのだろうが、単
なるプログラマーはいらない時代だ。
セキュリティ分野も同様だろうが、ここはブラックAIの登場が
予想されており、AI間の戦いは激しさを増す。
論理の世界では、勝負はあっけなく決まる。
これから先、デジタル社会は、AI同士の戦いが激しくなるのだ
ろうが、AIを活用しながら低価格の勝負をしかけるか、あるい
は高付加価値化を目指して独創的な製品やサービスを生み出す
か、という二つの分野での争いが明確になってきそうだ。
私は、AIが社会に進出してくればくるほど、人間がやるべきこ
とがハッキリとしてくるため、人間に求められる能力が鮮明に
なってくるだろう、と考えている。
私が現役を過ごした昭和の時代は、人間がやるべき能力が明確
化されていなかったため、組織や社会には、常にモヤモヤした
感情が漂っていた。
もちろん、今でも人間が作る社会では、そもそもモヤモヤ感が
存在している。
私のような昭和の人間でも、デジタル化のおかげで、人間が作
るモヤモヤした空間から離れることができたのは幸運だった。
今、人間関係がほとんどなくなっているので、私の空間は、現
役時代よりもスッキリとした感じになっている。
それでも、本当は、会社のなかにいる社員たちとモヤモヤ感を
もちながら、挑戦していくことができる営業の仕事は好きだっ
た。
元来、営業から仕事をスタートしたからだろう。
デジタルにはない人間だけのおもしろさがあった。
ある企業はデジタル化を進めながら、最後は人間で勝負してい
ると、話していた。
付加価値が高い事業をおこなっている超有名な大手企業だ。
営業の分野だけは、デジタル化とともに、人間が残れる分野の
ひとつになるだろう。
いろいろな挑戦方法がある。
やり方は、人の数ほどあるだろう。
既成概念にとらわれる必要はない。