今日の日本経済新聞に掲載されていたのだが、個人事業主とし
てLEDの交換作業で3年間で4億円超の年収を得ていた、とい
う記事があった。
日本の話だ。
もっとも、税金を納めておらず2億7千万円の脱税、と報じら
れていた。
スーパーなどのLED照明の交換作業をおこなっていたようだが、
作業能力が高く、引く手あまただったようだ。
大規模な照明交換の作業をおこなうには、人手が必要になるの
だが、この個人事業主は人望が厚かったらしく、作業のやりく
りができていた、とある。
大手スーパーなどからのLED照明の交換作業依頼に迅速に対応
し、納期も完璧だったようだ。
納税をきちんとおこなって、法人化すれば電気工事の事業を拡
大させていくことが可能だったのではないか、と私は思う。
個人事業主の場合、稼ぐ人は多いのだが、納税意識の低さと宵
越しの金は持たないと飲み歩く人も多い。
人間には特殊な才能があってもうまくいかないのは、事業とい
うものは社会性が伴い、人間にバランス感覚を求めるからだ。
腕は立つが、酒飲みでけんかぱやいなど、中小企業に多かった。
なかには飲み屋でけんかをして傷害罪で逮捕され、実刑になっ
たケースがあった。
作業者としての能力は高いのだが、人間としてのバランス感覚
に問題があった。
世の中、他人の話を聞く人は極めて少ない。
うまくいっているときはそれでよいのだが、一旦、問題が起こ
ると、このタイプの人間が世の中に這い上がってくるまでには
長い時間がかかる。
仕事ができない堀のなかに留め置かれるからだ。
中小企業や個人事業主こそ、他人の話をよく聞いておくことだ。
世の中は、それほど甘くない。
中小企業というところは人生の縮図をみるようだった。
上場した経営者がころげ落ちるなど頻繁にある。
他人(私)の話を聞かなかった。
私には、経営者の将来がみえるようだ。
それは仕事の仕方をみていればわかる。
仕事に、その経営者の人間性がみえているからだ。
中東紛争は、ブルーカラーにも影響がでてくるだろう。
とくに建設関係は、すでに動きが弱くなってきた。
数字に表れている。
どんなに腕がよくても仕事がなくては話にならない。
こんな変則的な時代だから、生き残るための複数の能力が求め
られる。
どんな職業であっても、これからのことを考えておかなければ
ならない。
私の取引先の経営者は、自分の次のキャリアのための行動をお
こしている。
今でも十分稼いでいるのだが、これから先の変則的なステージ
のために、どん欲に自らのキャリアを作ろうとしている。
町の電気屋さんがなくならないのには理由がある。