わが家の愛犬は、ミニチュアダックだ。
なかなかの変わり者だ。
そもそも、ミニチュアダックはアナグマを狙うために改良され
てきた犬種のようだ。
名前の由来は、ドイツ語で「ダックス(Dachs)」はアナグマ、
「フンド(Hund)」は犬を意味する。
ドイツの農夫などが、巣穴に住むアナグマ、キツネ、ノウサギ
を狩る(追跡する)目的で、地面の穴に適した胴長短足の体型
に改良したそうだ。
本来、ダックスは細くて長い胴が特徴だなのが、わが家の愛犬
は、食べ過ぎて太くて長い胴になってしまった。
私の責任だ。
ところで、今日の日本経済新聞に「独自の計算式」というタイ
トルで記事がでていた。
次は、一部その抜粋だ。
『「大企業の取引先に限れば、賃上げ分について100%近い価格
転嫁を認めてもらった」。産業用ロボットなどの部品を鋳造す
るキャスト(東京・千代田)の若林誠社長はこう話す。成功の
裏には2024年に編み出した独自の計算式がある。
若林氏は取引先と24年夏から1年分の鋳物部品の単価を話し合
った。この時、キャストの24年の賃上げを部品の価格にいく
ら反映するかを決めるにあたり、従来とは異なるアプローチ
をした』
なかなかおもしろい内容だったのだが、このような計算式を
中小企業が独自に編み出して大手企業に提示するのは結構大
変だろう、と思った。
私は大手企業との取引は、そもそもやめるべきだ、と考えて
いる。
このような計算式をおいそれと受け入れる大手企業は少ない
だろう、と想像している。
むしろ、大手企業自らが取引をしたいといってくる独自性が
高い製品やサービスをもつべきだ。
いわば取引価格において、常に優位性を高めておく。
あるいは、独自性が高い製品を自ら販売していく。
とくに国内ではなく、価値を理解できる海外企業へ製品やサ
ービスを提供すべきだ、と考えている。
大手企業の経営形態は、コストダウン型の製造が前提となっ
ており、現下の中東紛争によって、さらにコスト要求は強く
なってくるだろう。
大手企業自体の存続にかかわってくるのだから、コストに関
して血眼になってくるはずだ。
大手企業の製品でも価格を上げていけば、汎用品は販売数量
を伸ばせない。
もっとも、原油の供給がなければ大手企業ですら、製造その
ものができなくなる。
今日も昨日のTOTOに引き続き、LIXILやパナソニックの
子会社でもユニットバスが納期未定となった、と報じられて
いた。
コスト削減どころの話ではない。
原料の調達ができないのだ。
どうも独自性を悠長に言って場合ではないようだ。
大手企業も中小企業も、生きるか死ぬかの事態に直面してく
るだろう。
とくに中小企業は、中東の紛争によって今は独自性を追求す
るよりも、まず生き抜くことだ。