私は、人間関係が苦手なタイプだが、それでも仕事になると
自分の嗅覚を働かせて仕事を進めていくために必要な人間を
探しだす。
私は、人間関係が苦手だからだろうか、フランクに話かけて
相手の様子をうかがう。
やはり仕事をうまくやっていくためには、私の波長と合うタ
イプが必要になるからだ。
私には運があった。
営業時代、ソニー子会社時代ともに上司や経営者と馬が合っ
た。
言いたいことをいい。
やりたいことをやってきた。
やらせてもらったというほうが正しい。
仕事などうまくいくことばかりではない。
たまにうまくいくから面白い。
多くの仕事は、挑戦することが多くとも、大成功というわけ
ではない。
小さな成功の連続が、大きな成功につながる。
私がやってきたことなどは、小さな成功ばかりだった。
それも私を支えてくれた人たちのおかげだった。
自分一人では、なにもできなかっただろう。
中小企業と大手企業の違いは、この仲間の存在だ。
中小企業は、経営者がワンマンなためか、あるいは権限委譲
できていなためか、仲間で仕事することがかなり少ない。
どちらかと言えば、みな一匹オオカミだ。
能力がある人は多いのだが、チームとして仕事ができないた
め、大きな成功がない。
大手企業は、組織に余裕があった。
失敗を許容する。
人間同士がコミュニケーションするための無駄な時間もあっ
た。
無駄の効用だ。
今の時代、こんな話をすれば、馬鹿か、と言われるだろう。
それでも、私は、今の時代でも失敗を許す組織、あるいは社
員同士の非公式な会話ができる無駄な時間が、事業を発展さ
せる重要な要素だ、と思っている。
AI時代だからこそ、むしろ人間らしい無駄だと思われる遊
び心は大切だ。
どこに事業のヒントが隠れているかわからない。
この点では、大手企業より中小企業のほうがチャンスが多い。
中小企業では、事業の芽をみつけるための組織マネジメント
の仕組みがないだけだ。
もっと組織運営に遊びや余裕が必要だ。
お金がないのはわかるが、遊び心や余裕は、経営者のマイン
ドで変えていくことができる。
お金もかからない。
DXではない。
それも大事だが、遊び心がない組織では、効率化ばかりがの
さばり、仲間意識が希薄だ。
自由を許容する経営者マインドが、今の時代ほど重要なとき
はない。
ビジネスは、そもそもうまくいくことのほうが少ないのだが、
たまにうまく当たるからおもしろい。
だから挑戦できる。
しかも、仲間と挑戦するから大成功もある。
ここが中小企業とソニー子会社との差だった。
私がみた狭い範囲だ、と付け加えておく。

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