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日本人

日本人(文化)のおもしろさは複雑性にあるようだ

私は、付加価値経営を目指せ、と言い続けている。
理由は、簡単だ。
ソニーは、テレビの製造をTLCとの合弁会社へ移管した。
コモディティ化した製品は、もうすでに勝負はついている。
そんなとき、次の記事を目にした。
『日本のものづくりの強みを示す面白いデータとして、ウリ
ケ・シェーデさんの著書『シン・日本の経営』に紹介されて
いる「複雑性ランキング」があります。このランキングは、
まず貿易されている商品の「複雑性」を数値化し、それをど
の国が作っているかで評価したものです。ここで言う複雑性
とは、その「製品を輸出できる国が世界にどれだけ少ないか
」で測られます。どの国でも作れる製品より、ごく限られた
国しか作れない製品のほうが「複雑」と評価され、より多く
の種類の複雑な製品を輸出している国ほど、ランキングが高
くなる。そして日本は、このデータが取られ始めた1995年以
降、一貫して1位を維持しているんです』とあった。

省略して言えば、日本はややこしいものを作るのがうまいと
いうことらしい。
なんとなく私が感じていることだ。
根拠はない。
だが、いろいろな機会に個別企業をみていると、個性があり、
グローバル経済のなかで、自社のポジションを確立している
企業がある。
どちらかと言えば、BtoBの商品だ。
いわゆる部品といわれるものであり、一般消費者にはわから
ないが、機能の中核を占めているものだ。

私は、ベンチャー企業ということを意図的に避けている。
この理由も簡単だ。
若い人たちが起業した企業はなかなかうまくいかない。
実際、私もそのような企業をみてきたのだが、うまくいかな
かった。
若い経営者の経営能力低さ、さらにわが国のベンチャーキャ
ピタルなどが早期上場を求めており、経営状態が不安定なま
ま上場することで失敗していた。

成功していく企業は、早期に上場を目指す必要はない。
むしろ成功のためには、長い期間が必要だ。
10年などざらだ。
また、経営者も40代以降のほうがよいだろう。
経営全般の知識と経験があるからだ。

『シェーデさんによれば、この10〜15年を見ても、日本企業
が世界市場でシェアを維持している分野は多数ある。爆発的
に利益を上げるわけではないけれど、「日本企業がなければ
成り立たない」ような部品や生産物が日本の強みだというわ
けです。彼女はこれを「舞の海戦略」と呼んでいます』

このような企業は、ベンチャー企業からは生まれにくい。
むしろ、現在の中小企業のなかに複雑性を有する企業はある、
と私は確信している。
私は、若いベンチャー経営者をあまり信頼していない。
優秀な学歴だけでは、企業が成長しないことを、この目でみ
てきたからだ。
中小企業を応援したくなるのは、その可能性だ。
経営者が経営マインドをリストラするだけで複雑性は豊かに
なる。わが国には、それだけの人材はいるからだ。

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