大企業のリストラが進んでいるのだが、その理由や内容は企
業ごとにかなり違うようだ。
ネットの記事(月間SPA)によれば『第一生命は50歳以上の
営業職を除く社員を対象に、4000人規模の希望退職者の募
集を行いました。
これだけ大規模なリストラに踏み切っているものの、足元
の業績は決して悪いわけではありません。2025年3月期の純
利益は前期比33.9%増の4296億円。いわゆる黒字リストラで
す。
人員削減の背景には非保険領域の強化があります。
第一生命は2024年度から2026年度までの中期経営計画に
おいて、2026年度に実現したい姿の1つに「保険サービス業
への変革に向けた基盤構築」を挙げました。そして、非保険
領域の拡大を行い、2030年度にグループ修正利益における
10%規模まで成長させることを目指すとしています』となっ
ており、同じ記事には『ジャパンディスプレイのように11期
連続の赤字によるリストラも書いてある。
また、三菱ケミカルは今期の純利益が前期の1.8倍に拡大する
予想を出しており、決して業績が悪いわけではありません。
大規模な人員削減の背景にあるのは組織変革であり、第一生
命と似ています。異なるのは、事業領域の拡大の逆であると
いうこと。コングロマリットを解消してコア事業への選択と
集中を進めるのです』とあった。
今後、大手企業は、事業や人員構成などの変化に対応するこ
とは多くなるだろう。
現在、大手企業では新卒社員の初任給が高騰しているのだが、
社員は、これまでの時代のように雇用が安定することは少な
くなるだろう。
私の時代の大手企業は、動かざること年功序列、終身雇用だ
った。
反対に、中小企業の雇用は流動化が前提になっていた。
私がみるには、中小企業ほど雇用を安定させなければならな
いのだが、人口が多い時代の中小企業の経営者は、人材の扱
い方がぞんざいだった。
これでは事業は成長拡大していかない。
こんなことを思っていると、THE GOLD ONLINEに『最新の
「転職動向調査」によれば、2025年の正社員の転職率は7.6%
と過去最高水準を記録しました。特筆すべきは、これまで
「転職の主役」だった20代が落ち着きを見せる一方、40代や
50代のミドル層の動きがかつてないほど活発化している点で
す』とあった。
まさに時代は、中小企業に風が吹いている。
ただし、40代や50代の人材も、すぐに中小企業を目指すわけ
ではない。
賃金は安く、不安定な雇用、さらにワンマン経営では、大手
企業の人材がくることはないだろう。
仮に採用できたとしても、マネジメント不在では、話になら
ないので時間をおかずやめることになる。
これからの中小企業の経営者には、時代を作る気概がいる。
このようなチャンスをつかめなければ、事業が成長しないだ
けでなく、わが国の経済が衰退していくことになるだろう。
政治に期待するな。
政治は、これからの時代、益々国民をみていくだろう。
それはそれでよい。
中小企業は、付加価値が高い製品やサービスを作り、そして
輸出しなければならない。
そうして得た利益は、社員へ還元することだ。
国民一人当たりのGDPが増えない限り、この国の未来はな
い。
それができるのが中小企業だ。

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