AIの争いも段々佳境にはいってきているようだ。
ある記事によれば、検索ブラウザーの戦いに似てきた、と書
いてあった。
勝負は、大手企業の2社に絞られてきているようだ。
マイクロソフトは、自社製品にCopilotを搭載することで利益
を稼ぐ算段だ。
Excelを利用していると、うるさいほど、Microsoft 365 Prem
iumを勧めてくる。
私は、AIに興味がない。
若手社員はタイパ、コスパ優先で仕事をするらしいが、果た
してこのような考え方で仕事をして、これからの時代のなか
で勝てると思っているのだろうか。
私は、ふっと、そう思う。
そもそも論理的でタイパ、コスパがよい仕事をするのがAIだ。
AIと勝負したら、人間に勝ち目はない、と思う。
私は、デジタル大好き人間だが、これと思った仕事は、自分
の体を動かしておこなう。
私は横着者だが、デジタル化は、どうでもよいことだけだ。
どうでもよい作業は、これからもどんどんデジタル化されて
いくだろう。
しかし、一度自分でなにか引っかかっることがあれば、私は、
自分の体を使いながら実態を把握する。
面倒で時間がかかるが、その目的が明確であれば継続できる。
自分のやり方で徹底的におこなう。
その経験が、今の自分を作った。
中小企業に在籍する若い人たちと話しをしていても、話だけ
で終わらせることはない。
課題があれば、自分で企画して実践に移していく。
仕事とは、常に実践だ。
そこで成果を出して、はじめて仕事ができる、という。
仕事の成果を上げることに、若いも老いもない。
成果を生み出せるかどうかだけだ。
だいたい私が勝つ。
理由も簡単だ。
タイパ、コスパの仕事をしてきていないからだ。
どんな切り口からでも、仕事のやり方を考えて実行できる。
若い人との差は、無駄と思えることを体でたくさんしてきて
いるからだ。
世の中は人間中心にできている。
商売とは、そんな人間とおこなうものだ。
当然、非効率で、情緒的な世界だ。
世の中が人間でできているということは、タイパやコスパと
は正反対なことが多くあるということだ。
AIが苦手な分野だ。
多くの人たちがAIを利用できるようになればなるほど、タイ
パやコスパで生きてきた人間は、まともにAIと勝負すること
になる。
勝ち目はあるのだろうか。
勝ち目は、常に自分の体で勝ち取ったもの以外にない。
人間がもつ付加価値は、その人がもつ独自性だけだ。
