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経営環境

現状などすぐに変わるし、変化は当たり前だ

私からみれば、現状などすぐに変わってきた。
一つの企業が長く同じでいれることはない。
私は、自分で考えながら行動してきた。
失敗も多かったが、学ぶことも多かった。
とくにソニー創業期を知る人との出会いからソニーの変遷と
そのマネジメントを体得できたことは、変化は当たり前とい
う事実だった。
結論から言えば、変われるから企業は成長していくというも
のだった。また、多くの中小企業は、変われないから現状が
続き、現状を維持できなくなったとき、社会から消えるとい
うことだった。
答えというものは、後で振り返ってみると、どんなことでも
シンプルだ。

多くの人たちは、現状がなかなか変わらないものとして捉え
ているが、実際は、人の意思ですぐに変わる。
とくに長く組織にいる人たちほど、現状は変わらないと、そ
う思うようだ。
心地よい状況ほど変わってほしくないものだが、ある日突然、
いろいろ原因が積みあがって変化は生まれる。
そこには、事業を取り巻く時代の変化とともに、経営者の意
思がある。事業の拡大、そして縮小、リストラ、合併、破産
など、すべては経営者の意思で決まる。
現状など、すぐに変わるということだ。

こんな状況が生まれれば、その組織いる人たちには甚大な影
響がある。
当然だが、その渦の中に巻き込まれていく。
問題は、現状が変わらないと思っていることだ。
わが家ですら、いろいろな変化があった。
今ある現状などすぐに変わる、とうことを知った。
それをどのように乗り越えていくかは、家族の課題だった。
企業であれば、経営者や社員の課題ということになる。

中小企業の経営者がなにを選択するかは、この点で重要だ。
とくに中小企業は、多くの変数をもっている。
日々、どのように変わっていくかを考えていなければ、企業
の存続はない。
ソニー子会社時代、毎日の事業は朝礼朝改だった。
毎日の業務は、変化のうえにおこなわれていた。
現状維持などなかった。
えぇ、また変わるの、と驚愕の日々だった。
こんなにはやく変わるのか、さらに実行し、うまくいかなけ
ればまた変更だ。再度検討して、すぐに実行する。

私は思った。
事業を進めていくとは、日々変わることが基本なのだ、と。
この点でいえば、中小企業は変われないことが多い。
変われない原因は、経営者が現場を把握していないことが多
いからだろう。
伸びる中小企業の経営者は、現場を把握しながら、日々の変
化を前提に事業をおこなっていた。
やはりソニーと共通するマネジメントが、そこにあった。
もちろん細部は違うのだが、似た感覚が備わっていた。
違うとすれば、私が在籍していた時代は、まだ創業者の強さ
が組織運営の表面にでており、社員が考えて行動するという
ことができていないことだった。
しかし、この点も大手企業の人材を採用することで徐々にだ
が、変化してきた。

先ず創業経営者が変化してきた。
自分を変えていこうという意思が明確になっていた。
同時に、人材も大手企業の経験者を採用するようになった。
事業の変化は、人材の入れ替えという変化に変わってきた。
私もそのうずの中に巻き込まれていった。
私も入れ替えの対象だっただろう。
そのくらいの強さが経営者には必要だ。
私は自分ですぐに変化を感じることができる。
そんな対象になれば、すぐに企業を去る。

その後、この創業経営者以上の人物と出会えなかった。
やはり多くの中小企業は、変われないことを体得した。
先ず経営者が変わらないから、事業に変化が生まれない。
経営者本人は気づいていない。
むしろ社員へ変われというのだが、中小企業というところ
は創業者が変わらなければ、なにも変わらないところだ。
毎日の朝礼や会議がむなしくおこなわれていた。

企業というところは、変化適応業だ。
変化の先頭に立つのは、常に経営者だ。
経営者が変わらなくて、社員が変わるはずがない。
大手企業では、人事異動で変化を起こせるが、中小企業は
経営者(創業者)が変わることからしか変化は生まれない。
七割の中小企業が、最低賃金のアップで事業が苦しい、とい
っているようだ。
時代の変化は急加速してきた。
国内の政治状況の変化も同じになってきた。
経営者が変われない中小企業は、時代の渦に確実に飲み込ま
れていく。
国民も同じ状況にある。
経営者が泣き言を言っている場合ではない。
私が歩いてきた時代とは、まったく違う世界が現れてくるだ
ろう。時代の変化をチャンスと捉えることができる人は、自
分を変えることができる人だけだろう。

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