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適材適所

適材適所こそ中小企業の特徴だ

世の中では、適材適所という言葉をしばしば使う。だが、本
当のところ言葉だけが意味もなく使われているように思う。
どこかの政党が使う解党的出直しも同じだろう。世の中には、
意味もなく言葉が発せられることがある。

適材適所もそうだ。とくに大企業ではこれがむずかしい。社
員が多く、適材を探すことさへ困難だろう。また、多くは企
業は社内ルールーに基づいて組織運営されている。組織は、
会社の規模が大きくなるほど硬直的になる。
本来であれば、資金があり、優秀な人材も多い、技術力もあ
る。大企業がその気になれば、ベンチャー企業などかなわな
いはずだ。

ところが、現実はアップルやGoogleなど時代を切り開いてい
るところは、ベンチャー企業から出発している。適材適所は、
ベンチャー企業のような小さな組織だからできる。人の能力
がまるみえだからだ。だから厳しく能力が問われ、しかも必
要な能力が活かされることになる。適材適所とは、人間がも
つ能力を極限まで引き出すことで可能としている。

こう考えると、ベンチャー企業や中小企業ほど、適材適所が
生まれるなる場所はない。しかし、日本の場合、人材が集ま
らない。社会の成り立ちが、米国などと相当違う。また、ド
イツのような職業体系もない。中小企業=下請け程度の活用
にとどまっている。本当は、中小企業こそ適材適所ができる。
ソニーは、中小企業型の組織運営ができていた。創業からの
伝統だろう。中小企業は変わり身がはやく、すぐに変われる。
ソニーは見事に変貌した。まさに中小企業であり、適材適所
で人間が仕事をやっていた。だから、私のような人間でも、
子会社だったが徹底的に活用された。

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