中小企業の雇用は、一般的な対応ではどうにもならない。そ
もそも賃金は低く、きつい仕事が多いからだ。だが、ノーチ
ャンスではない。まだ減少してきたとはいえ1億人以上の人
口がある。中小企業のよいところは家族的なところだ。この
点からみれば、社会の基盤を支える力がある。
目をもっと開けば、中小企業がやれることはあるだろう。し
かも社会貢献しながら雇用を確保することもできる。人を大
切にすることだ。また、常に長期的な視点で経営をおこなう
ことが企業の価値を生む。厳しい状況だからこそ、長期的な
視点が求められる。雇用とともに社会を支えることだ。そん
な矜持をもつ経営者が求められている。
中小企業には、未来がある。中小企業が大企業のように会社
会社することもない。自由でよい。そのなかにこそ、未来が
ある。やれることは無数にあるからだ。