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雇用

中小企業ほど正社員化を目指そう

株式会社マイナビが既卒男性および未婚の既卒女性で、現在
アルバイトやパートとして働いている2,419人を対象に行った
調査の記事を読んだ。
『フリーターの意識・就労実態調査』によると、15歳から44
歳のフリーターのうち、本来は正社員として働きたかったと
考えている人が、3人に1人以上にのぼることが明らかになり
ました。特に15~34歳の若年層では、35.7%が「フルタイム
正社員」を希望していたと回答しており、現状のアルバイト
就労が本意ではない人が多数派である実態が浮かび上がりま
した。また35歳以上の「中年フリーター」にも焦点が当てら
れており、そちらではアルバイト・パート志向が強まる一方
で、やはり約28%が正社員を志していたことがわかります。

このような調査内容から現状のわが国の実態を知ることが
重要だ。大手企業でも非正規社員を多くの雇用して利益を
あげている企業があるが、私はそのような経営を認めてい
ない。いわゆる低賃金の労働力によることが大きいからだ。

中小企業が大手企業をまねてはいけない。そのよな姿勢で
は、いずれ破綻する。むしろ正社員を増やすことだ。もち
ろん事業の成長性を確保しながら正社員化を進めることだ。
中小企業のよいところは職住接近だ。比較的会社に近いと
ころから通っている人が多い。生活にゆとりがもてる。

賃金以外のメリットも多い。中小企業の経営者ほど従業員
の将来に目を向けておくことだ。正社員化できれば、それ
だけ社員の将来を支えていくことができる。大手企業は、
今まで以上に転職社会になるが、中小企業は、その反対に
正社員で固めることだ。人間味ある職場を作れば、企業が
成長していく一歩となるだろう。社会の流れだけに合わせ
ないことだ。自社の強みはなにか、と今一度考えてみよう。

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