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仕事

ワークライフバランスに疑問をもっていた

私は、猛烈型の人間ではないが、それでも仕事に一生懸命に
打ち込んだ。ワークラーフバランスはなかったと言える。近
年、ワークライフバランスという言葉が流行った。もっとも
らしく聞こえる言葉だったが、私は違和感をもっていたが、
今日まで自分の本音を隠してコメントを書いていたのかもわ
からない。

そんな折、次の文章に出会った。
「成功者にワークライフバランスはない」とオバマが断言
やはりか、と私は思った。オバマレベルでないにしても、私
のような普通の人間でも物事を習得するためには、仕事に没
頭する時間が必要だった。家族をないがしろにしていたわけ
ではなかったが、他人がみれば、家庭生活を犠牲しているよ
うにみえたかもわからない。

私は営業職から管理部門の仕事へ転職で移ったことで、新入
社員を2回やった。新入社員がやることは、とにかく自ら動
いて仕事を学ばなけれならい。いわゆる実務だ。それから管
理部門特有の専門的な知識を習得する必要があった。

ソニー子会社は、そんな私にはピッタリだった。自分で決め
たことをやらせてもらえる自由があったからだ。実務ひとつ
覚えるまでには自らが行動しながら体得していかなければな
らなかった。そのうえ、専門分野の理論武装が必要になる。
専門書を読み、セミナーへ何度も通った。

妻が家庭を支えてくれていたからできただけであり、多くの
家庭がそのようにできるのかは、私にはわからない。しかし、
言えることがあるとすれば、やはり自分をかけて仕事に没頭
する機会は必要だという事実だけが残った。
全社員がこのようなことをする必要はないだろう。だが、ど
うしても仕事を覚えて自分を確立することが必要だ、と思う
人間にとって、猛烈に働く時期が求められると考えている。

女性でも同じだろう。ただし、子育てをしていれば、それを
支えていくのは男性の役割でもある。二人がそんな状況の場
合、私には理解できていない。相当な困難と向き合うことに
なるだろう。私の仕事に対する姿勢は、妻の犠牲(妻は犠牲
とは思っていないが)上に成り立っている。

仕事に罪はないが、どのような家庭にするかは、それぞれの
人に責任がある。政府は多くの施策をおこなっているが、ど
のような施策があっても、仕事に向き合う姿勢を作るの自分
だ。

どのような人生にしていくかという壮大なテーマがある。だ
が、人生は常に目の前にあることに向き合っていかなければ
ならない。私は会社や仕事を敵視していない。私自身が成長
でき、良き出会いをもらえたからだ。

中小企業の経営者は、人間をみる目が必要だし、その人間を
どのように活用していくかを考えなければならいない。会社
というところは、どんなところより人間を成長させてくれる
場だった、というのが私の本音だ。そして、私の傍らには、
すばらしい経営者の存在があった。勿論、完璧ではない。
それが人間だ。

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