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経営

経営に問題を解決できる魔法はありません。

原理原則がある経営のよいところは、どんなことがあっても
ジタバタしないことです。経営に魔法はありません。
長い時間軸で経営をみていけば、必ずトラブルは発生します。
その理由も簡単です。不完全な人間が経営をおこなっている
からです。

トラブルのなかに多額の賠償金を伴うような結果になるケー
スもあるでしょう。しかし、企業のなかにいる人間は、誠実
に対応していく以外に方法はありません。
トラブルを糊塗したりすれば、その事実が判明したとき、釈
明の余地はありません。
その内容によっては、司法と同時に社会から糾弾されます。

誠実に対応して厳しい結果に終わった場合でも、誠実に対応
できた経営者や管理職が、力が足りないことはあったとして
も、人間としてできる限りのことをやっていれば、恥ずべき
ことはありません。原理原則に基づいて行動するとは、心の
なかに不安、やましさなどがない心理状態だと言えます。
経営とは、常に正々堂々とやる以外にありません。

すべての経営者が自社の不祥事を把握できているわけではあ
りません。とくに大企業ほど権限が委譲されているため、各
部門において不祥事がおこなわれていることがあります。
談合などは、その典型です。詳しくは書きませんが、日本に
は発生しやすい文化(土壌)があります。

突如、不祥事に見舞われて悪あがきする経営者ばかりではあ
りませんでした。私が知る創業経営者は、問題に自ら立ち向
かい、言い逃れしたり、部下に責任転嫁したりしませんでし
た。むしろ、トラブルをどのようにして発生させないかを真
剣に考え、できることからすぐに実行していました。

経営に魔法はありません。人間ができることは、誠実に対応
し、問題の事実を把握し、その後、いかにはやく問題を起こ
さない仕組みを構築して実行できるかどうかだけです。
原理原則を知る経営者は、常に自分の責任で問題に立ち向か
っていました。

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