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経営理念

経営職ほど高い常識が求められています

会社というところは、採用された従業員同士が力を合わせ、そ
して取引先の協力を得ながら、お客様に喜んでいただく製品や
サービスを販売していくことで成立しています。ビジネスで成
功するためには、さまざまな知識やスキルが必要になります。
しかし、何より重要なことは、多くのステークホルダーと協力
関係を築くなかで事業を成長させていくことです。

そのため会社は、多くのステークホルダーと協力できる従業員
を育てることになりますが、なかでも経営職ほど高い常識(原
理原則)が求められます。理由は、ソニーのようなグローバル
企業は、世界中に現地法人があり、異なる民族で、しかも宗教
や言語が違い、そしてそれぞれの価値観をもっている従業員が
協力することで事業活動をおこなっているからです。

このような多様性に富んだ経営環境では、ルールで縛ろうとす
れば反発が生じてうまくマネジメントできなでしょう。仮に、
それができたとしても、従業員に画一的な思考や行動を強制す
れば、多様性そのものを喪失してしまいます。

ユニバーサルに通用する常識(原理原則)を共有することがで
きれば、その常識の基盤のうえに、多くの個性を有する従業員
がそれぞれ協力しながら、自由闊達に仕事ができるのではない
でしょうか。
多様性を尊重するためには、多くの人間が共有できる常識を経
営職が範を示して行動することが重要となります。
米国が発祥とされている企業理念という言葉の背景には、この
国が多民族国家という現実があったからだと言われています。

ソニーには、明確な企業理念という形はありませんでしたが、
ソニースピリットという言葉がありました。この言葉が、ソニ
ーの常識(原理原則)を高めていく力があるようでした。
言葉ではなく、社員の心のなかにしっかりと根付いていました。
社員の自由闊達な行動は、ソニーの常識を高めていくなかで発
揮できるものなです。
ソニーは開拓者でした。常に厳しい道を選択してきたからでし
ょう。ソニーの常識は、私が他社でみることがないはるかに高
いものでした。

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