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中小企業

経営の基本は節約です

経営の基本は、節約ではないでしょうか。これがなかなかむず
かしいものです。理由は、中小企業の経営者ほど税金を払いた
くありませんから散財します。無駄なものを購入してしまいま
す。車や土地など多くのものがありますが、その結果、現預金
が減少していきます。

利益がでたら、そのときこそ節約なのですが、むしろいろいろ
ものに手を出して、あっという間に現預金がなくなります。
現場が汗水たらして稼いだお金を、気前よく使う経営者がいか
に多いことでしょうか。
儲かれば、その利益を現預金で貯めていくために、適正な税金
の支払い(納付)が必要になります。

この点の理解がない経営者が多いのです。節約しなかったため
に、その後、経営が傾く企業を私はみてきました。
今の時代こそ、節約が必要です。
もっとも、節約と投資は違います。
節約は、本来不要なものは購入しないことですが、投資は、企
業の成長のためにお金を使うことです。節約によって筋肉体質
に転換した経営資源(経営職や管理職、あるいは社員)のもと
で投資をおこない、事業が成長できる環境を構築していくこと
になります。

またローコスト・オペレーションというものがありますが、こ
ちらは利益の確保のための経営手法であり、日本企業が30年
もの間おこなってきたことでしょうか。コスト削減の大号令ば
かりだったようで、そのため賃金は長く低迷していました。
節約は、企業活動を筋肉体質にするための手法ですが、必ずし
も利益に直結するわけではありません。それでも社員の意識を
高めておくことで、投資をおこなった場合に、他社より成長で
きるための事前準備をしておくようなものでしょう。

投資の判断はかなりむずかしいことですが、節約は、中小企業
の経営者が税金の支払いを避けるために忘れていきます。
この点の理解ができるかどうかが、実は、企業を成長させてい
くかどうかのターニングポイントです。事業を成長させて大企
業へ転換させていく中小企業の経営者をベンチマークしておく
ことです。
その違いが、あきらかになるでしょう。

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