ベンチャーでも資金を潤沢に集めている企業がある。だが、
その資金をもとに設備を稼働させることができなかった。
本来、ベンチャーであれば設備を導入すれば、すぐに設備
を稼働できなけなければならい。
むかしのベンチャーは、先ず自分で売れるもの作ってから
資金調達をおこない新たな設備投資をおこなっていた。
先ずは自腹成長だ。
売れて会社に入った資金で設備投資をおこない、設備が搬
入され稼働すればすぐに製品を作り、販売していたことだ。
今のベンチャーは資金を調達するのはうまいが、肝心な設
備稼働ができない。
そもそも計画が甘い。
売れるものを先ず作る力がなければ、設備は絵に描いた餅
だ。
資金調達で喜んでいる経営者を少なからずみてきた。
どれもうまくいかなかった。
上場して資金をつぎ込んでも、作る力がない企業は、どう
にもならなくなる。
先ず自分たちの力で売れるものを作りきることだ。それか
ら設備投資だ。
順番が逆なのだ。