これからの経営者は、株式の利用方法を知っておくことは必須
だ。計算されたリスクを取って、早く大きなリターンを得るこ
とは当たり前になる。ベンチャー起業の場合だけでなく、従業
員はストックオプションをくれるような会社で働くことが当た
り前になってくるだろう。
現在、初任給バブルがおきているが、どれくらいの企業が生涯
賃金を増やせるのだろうかと、私は思っている。
これからは、今までのように生涯賃金を増やすことはむずかし
くなる。
長い歴史のなかでみれば、これが普通なのだが、企業経営の難
易度があがってくる。
現在の初任給バブルは、所詮、新卒者確保の撒き餌だろう。
釣られて入社したのはよいが、そこから賃金を上げていくのは、
至難の技だ。
その点、ベンチャー企業や中堅企業では、株式公開を目指して
株式を活用しながら報酬を上げることが可能だ。
自分で会社を興し、株式を公開して、株式の価値によって大き
なお金を得るのが王道になるだろう。
長者番付の上位者には、起業家の名が並んでいる。
株式の利用価値は、株主にあるが、もっとも有利な者は創業者
や創業時に苦労してくれた社員たちだろう。
新しいビジネス 考えているならば、会社を作って創業を共にで
きる人を雇うことだ。
創業者だけでは限界がある。
マイクロソフトで言えば、スティーブ・バルマーであり、グー
グルであれば、ラリー・ペイジだ。