経理 記帳代行ならエヌエスアカウトスタッフ

ベンチャー企業

ベンチャー経営者に求められるものはなんでしょうか

起業するとき自己資金さえあれば、自分がおこなうビジネスは
成功するだろうか、と問うてみることが必要だ。もし自信を持
って「YES」と言えないのなら、投資家がお金を出してくれるだ
ろうか。
ベンチャーキャピタル(VC)の資金はタダではない。もし資金
を投じて成功するビジョンが持てないのなら、それなりの扱い
になるだろう。
もっとも、日本では経営者の経歴などで資金を出すVCが結構あ
るようだ。悲劇が持ち受ける要素のひとつだろう。

同じような目標とアイデアを持ち、すでに先行しているスター
トアップ企業が相次いで資金難に陥ることがある。
ベンチャー経営者が、 作文の嘘を糾弾するばかりで、背景に理
解を示さないと悪循環は続く、投資家が求めているのは、社長
らしさではなく、社長がたたきだす業績だけである。

ベンチャー企業に在籍してみると、このようなことに気づく。
実際にベンチャー企業では作文が多かった。
もっともベンチャー企業以外でも作文は多いのだが、自力で立
ち上げてきた経営者は、この場合、ベンチャーキャピタルなど
から出資を受けておらず自らが設立出資した経営者ということ
だが、社員が書く作文を見抜く力があり、作文の中にある問題
や課題に相応の対応策を次々と打ってくる。

ベンチャー企業のようなお決まりの会議にはならない。
経営者は、瞬時に具体的な内容に基づいて社員へ指示を出し、
結果にいたるプロセスを自らチェックし、目標の近似値で結果
を出している。
ベンチャー企業の経営者は、このような自力がなく本当の問題
点や課題に到達しないし、成果につながらないことが非常に多
かった。

取締役会の議論は、経営者が語る未来の予想が幅を利かせ、多
くの参加者から疑問や改善点が語られることはほとんどない。
業績をたたき出すとは思えない経営者とサラリーマンキャピタ
リストによる真昼の泡沫の会議であり、一幅の絵画を見ている
ような景色だった。
会議は踊るではないが、やはり会議には躍動感がなくてはなら
ない。

優秀な企業ほど、会議は見事なまでに踊っている。それもプロ
の踊りであり、他人を魅了するだけの話題や将来を左右する議
論まで盛りだくさんのプログラムがある。常に真の原因に基づ
く限りない挑戦が継続されていく。
まさに終わりなき戦いである。

一例をあげれば、在籍した1社は研究開発型の企業であったが、
研究開発を担う技術者が退職し、素人が開発をしている状態だ
った。私のような事務屋からみても危うさが見えるわけである
から、少し技術がわかっている人達であれば、かなりの確率で
開発成功の有無は予測しえたであろう。
経営者が人の話を聞かないタイプであったため、多くの社員は、
いわゆる面従腹背を決め込んでいた。

結果は、前にも書いたが、開発の目途が立たず資金枯渇により
事業化の断念と社員のリストラへいきついた。その後、リスト
ラから労働組合の結成、組合員を対象に解雇通告をおこない労
働組合が解雇差し止めと地位保全を求める仮処分を裁判所に申
し立てていた。
急速に事業転換を図ったが、資金が枯渇して倒産した。
ここまでひどくはないが、事業化してもなお収益性の点で自立
できないベンチャー企業が多いのは、ベンチャー企業以外の経
営者のように企業設立資金を自らの働きだけで調達するという
人間力とビジネスに対するどん欲な姿勢、利益を上げるための
本質的な意味を体得していないからだ、と感じる。

ベンチャーキャピタルなどの資金に頼らず自らの力だけで創業
した経営者は、あきらかに見かけと違う人間的な凄みが備わっ
ている。まして、このような能力に、年齢的な要素はまったく
関係がなかった。

news allread more

share this one