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経営管理

現場にも基本が必要ですが、安全の次は5Sでしょうか

5Sも現場では、標語として掲載されており、よく目にす
る言葉です。問題は、標語どおりに実行されているかどう
かです。
5S とは「整理」「整頓」「清掃」「清掃」「清潔」「しつ
け」のことをいいます。

「整理」は、要るモノと要らないモノを区別して要らない
モノは廃棄することです。
これが現場はなかなかできません。技術屋さんは、もった
ないといって、いつまでも在庫していることがあります。
決算時にしっかりとチェックされていれば、当然不要部品
などは廃棄処分の指示がだされます。
小さな部品といえども、資産に計上されているということ
は利益を生み出すことを意味します。
不良資産化した部品や材料等は、会計上も廃棄損を計上し
なくてはなりません。
5Sの基本中の基本でしょうか。
中小企業では、これもできていなことが多く、徹底的に改
善を目指すことになります。

「整頓」は、必要なモノを必要な時に必要なだけ誰でもす
ぐに取り出せるように明示しておくことです。
これも現場によって大きく違いがでたりしますから、組織
間でお互いにチェックすることが重要です。

「清掃」は、常に掃除をきれいにすることですが、これが
できておれば、安全を確保することができ、しかも作業効
率が上がります。

「清潔」は、整理、整頓、清掃を維持しながら、常にきれ
いな状態を保っことです。
「しっけ」は、決められたルールに従って正しく作業する
習慣を習得、体得することです。

5Sこそが現場作業の基本です。
5Sの定義は、順序も含め、現場責任者をはじめとしてすべ
ての人がきちんと暗記し、理解し、体得しなければなりま
せん。
5S活動により、現場の作業者は、安全に行動でき、部品等
を探す時間を短縮することが可能となり、効率的な作業が
できます。

このような体制を構築することで、「在庫の削減」「品質の
向上」など現場業務の改善につながり、さらに現場全体の
信頼度があがっていき、売上、利益の向上につながります。
5S活動は、現場で働く全社員が参加できる利益向上活動で
もあります。

5S活動は、また現場で行われる他のプロジェクト活動など
と優先順位をつけて活動するものではなく、常に一定のル
ールを決めて活動しなければなりません。
5S活動を定着させるには、定期にモチベーションが上がる
ための仕掛け、仕組みが必要ですが、毎週の朝礼などを活
用してチーム別に活動内容を2〜3分の短時間で発表させた
り、毎月パトロールを実施し、改善すべき箇所を指摘する
など、その実効性を高めていくことが重要です。

企業によっては、半期に1度、報告会をもうけ優れた活動を
行ったチームや班、あるいは係を表彰するなど、マンネリ
化しないたための活動方針と実行計画を策定し確実に実施
することが求められます。

現場をみれば、企業のレベルは大方わかるものです。
中小企業の経営者は、このような点を大手企業出身者を活
用しながら、改善、改革することで事業規模を拡大してい
きます。
これも経営者の重要な経営課題のひとつです。

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