経理 記帳代行ならエヌエスアカウトスタッフ

銀行取引

小さな企業ほど決済口座はメインバンクにしておこう

小さな企業では、2~3行くらい銀行と取引をしていること
が多いと思いますが、決済口座は、メインバンクにして
おくことが重要です。
売上金の入金の決済口座をメインバンクにすることで、
メインバンクとの関係が強くなります。

理由は 二つあります。
理由のひとつは、手数料収入が入ってくるからです。現在、
利息が低くなっていますから、たとえば、ある企業が借りて
いる借入金でも、利息が 1 %を切るものもあるでしょう。
利息収入は限りなく儲からない商品になっています。
ところが、手数料収入が月 2万円あれば、 年間で  24万
円の手数料収入になります。これを融資で考えれば、利息
1 %で融資すれば、 2400万円を融資しているのと同じ
収入になります。
特に、融資規模が小さい信用金庫などでは、大きな収入
源になります。
お客様として大事にしてくれます。

理由の二つ目は、銀行や信用金庫では、取引している企業の
状況を確実に把握できるからです。
すべての入金決済をメインバンクの口座を通せば、銀行など
では、取引先の状況、売上の状況、仕入や経費などの支払い
状況を全て把握できます。
銀行からすれば、取引先企業の資金事情を知ることができ、
粉飾などをおこなっていなければ、それだけ企業の信用度が
上がることになります。
メインバンクは、メインとしての自覚がもてるようになるで
しょう。

小さな企業では、融資量が少ない信用金庫をメインバンクに
することは、銀行取引では有効な方法ではないでしょうか。
都市銀行や地銀の有力行では、小さな企業を相手にしている
時間的な余裕もありませんから、こまわりが効く信用金庫と
の取引を検討しておくことをお勧めします。

もっとも、借入をしていない小さな企業は、地銀や都市銀行
をメインバンクにしていますが、将来事業を拡大する予定が
あり、銀行借入を検討するようであれば、信用金庫を選択肢
に入れておくことが必要だと、私は考えています。

news allread more

share this one