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時代背景

データをみてふっと感じることがある

毎日、それほど多くの情報に接しているわけではありません
が、それでもときに、ふっとなにかを感じる情報があります。
参考データもそのたぐいでしょうか。
日本と米国の過去40年間の売上の伸びをみたものですが、
米国は6倍以上に伸びており、わが国は横ばいですが、私自
身もなにか感じるものがあります。1980年代を知る人た
ちは、データを体感として感じることができるのではないで
しょうか。端的に言えば、わが国の経済は成長していないと
いう実感です。

では、次に年度別のGDP推移をみても体感は同じようなもの
です。本当に実感できるようです。1980年から1990
年ごろまでは、企業活動や個人消費に勢いがありました。や
はりバブル経済以降の雰囲気と大きな違いを感じます。
その次のデータ2011年から2023年までの増収増益企
業の情報ですが、アベノミクス効果か増収増益の企業が多く
はなっていますが、上場企業4000社からすれば、30%以下
でしょうか。しかも、企業規模が小さいのが特徴です。結論
からすれば、ならすといつも同じ、といった状況なのでしょ
う。

このような状態ですから、過去30年間の経営は、人件費を
はじめとして多くのコストを抑制しながら、なんとか売上を
確保し、利益を出してきた時代だったようです。
このようなわが国の展開が急激に変化するでしょうか。むし
ろウクライナ戦争などによる資源高、あるいは世界のパワー
バランスの変化といった新たな脅威が加わったこと、さらに
わが国の少子高齢化といった現況下では、過去30年間より
も厳しい経済環境となり、日本企業にとっては、さらなる試
練が予想されます。それは、国民にとっては、プラマイ0か
ら、マイナスへ移行するという困難時代を迎えるということ
かもわかりません。

【参考】

資料:REUTERS


資料:世界経済のネタ帳


資料:IRBANK


資料:内閣府
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