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融資

融資の保証料には差がある

中小企業の融資では、保証協会付の融資が多く、経営者にと
って保証料は致し方ないところと考えているようです。とこ
ろが保証料は一律ではないようです。私が勉強した範囲です
が、 1.55%より低ければ、平均よりも「良い会社」と見られ、
1.55%より高ければ平均より「あぶない会社」と見られてい
るようです。

少し古い情報ですが、申し込みをする保証制度によって保証
料は異なります。責任共有制度対象外であれば0.5〜2.2%、
責任共有制度対象であれば0.45〜1.9%、特殊保証については
0.39〜1.62%となっていました。また、保証料は、利用する
保証制度や融資を受ける企業の財務状態によって違いがあり
ます。

責任共有制度の導入によって、銀行は原則20%の責任を負わ
されるようになりましたから、たとえば1,000万円の融資が
不良債権になった場合、200万円が銀行の負担になるという
ことです。銀行が、保証協会付きといえども融資に慎重にな
ったことは間違いないでしょう。

もっとも、コロナ関連融資(政府系金融機関のコロナ融資と
民間金融機関のゼロゼロ融資との合計)は総額42.2兆円(20
22年9月時点)が実行されています。政府系金融機関のコロナ
融資は約8割の会社で返済が始まっており、民間金融機関が
取り扱ったゼロゼロ融資の元金返済開始はこれからです。
2023年7月と2024年4月にそれぞれ約52,000件が集中してい
ます。資料からは代位弁済の件数と金額が上がりつつあり、
銀行の融資はこれまでに比べるとより慎重になってくるのか
もわかりません。

【参考】



資料:全国信用保証協会連合会
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