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人生

人生には少し覚悟がいるときがある

私の人生などたいしたことはありませんが、それでもいくつ
か「覚悟」が必要な場面があったうように思えます。最初は、
中学生で浪人したことでしょうか。全校生徒でただ一人でし
た。公立高校一本で受験した自分の責任です。予備校(市内
で1校だけ)へ一人で通いました。世の中にあまりないケー
スだったことから不安がかなりあったようです。それでも、
当時同じような約100名ほど高校浪人生がいたことは、私
にとって救いだったように記憶します。友達づくりより勉強
だった時代ですから、友達はつくりませんでした。本当にま
じめに勉強したのはこのときだったかもわかりません。

私の覚悟が生まれた時代でしょうか。残念ながら、凡人の私
には、高校へ入学した途端、この覚悟を忘れてしまい大学浪
人へと突入しました。浪人時代だけは、まじめに勉強するの
ですが、大学へ入ると凡人以下の学生生活だったでしょう。
会社の入社試験では、就職活動のノウハウもなく新聞の求人
広告ばかりをみながら就職活動するような怠惰さでした。そ
れでもなんとか、追加募集の100名近い応募者の中で2人
だけ生き残った中の一人だったので運がよかったのでしょう。

次なる覚悟は、新卒で入社した会社を辞めるときでしょうか。
この企業は、今でいう日本的な企業スタイルでした。それで
も一人一人の社員をみれば、比較的自由な生き方をしていた
ように思えます。仕事の基本を教えていただいたという点で
は、私には大切な企業だったと思います。ただし、経営スタ
イルや社内の上下関係に辟易することがありました。いわゆ
る日本型で属人的な組織とでもいうのでしょうか、仕事上も
仕事外(いわゆる麻雀や飲み会など)も社内の上下関係とい
う空気を取り入れた集まりだったように思えます。

転職の動機は、経営スタイルでした。覚悟がいった理由は、
三点です。一つは上司に仲人をしてもらっていたこと、二つ
目は不義理に対する心の中のモヤモヤ、三つ目は退職しにく
い雰囲気から覚悟の問題を起こしたことです。それでも、こ
こでこの企業を出ていかなければ私の人生はないという決死
の覚悟でした。
今、この企業の方とは福岡時代の先輩一人と同期一人を除い
てお付き合いは消滅しました。私には、それも覚悟の上での
脱藩でした。覚悟を決めて実行したからこそ、ソニーの源流
に近い方との一期一会の出会いに恵まれ、よきマネジメント
を学ぶことができました。
決して褒められた人生ではありませんが、人生とは、すべて
自分であり、人にはそれぞれの「覚悟」が必要なのときがあ
るのかもわかりません。

 

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