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減資

大手企業が減資する理由

最近、大手企業でも減資するところが散見されますが、その
理由は中小企業にすることです。資本金が1億円以下の場合
優遇税制が受けられます。資本金の金額によって税務上の取
り扱いが異なり、資本金が大きいほど税金が高くなります。
資本金が1億円以下の場合、次のような節税が可能です。

1.軽減税率の適用
2.800万円まで交際費の全額損金算入が可能
3.少額減価償却資産の損金算入
4.繰越欠損金を全額控除できる
5.欠損金の繰戻しによる還付を請求できる
6.留保金課税を回避できる
7.事業税の外形標準課税が適用されない
8.特別償却、特別控除ができる

東京商工リサーチによると、令和2年度に資本金を1億円
超から1億円以下に減らした企業は997社と、前年度の
1.4倍に急増。飲食業では「かっぱ寿司」を展開するカッ
パ・クリエイトや居酒屋「はなの舞」を運営するチムニー、
旅行関連ではスカイマークやJTBなどが名を連ねており、
減資企業は後を絶たない。

逆に言えば、中小企業はこれだけの優遇措置を受けていま
すので、より稼ぐ努力をすることが求められるでしょう。
また、優遇措置の中だけで勝負していれば、いつまでたっ
ても大企業になることはむずかしいと言えます。たまには、
それぞれの立場を変えて事業をみておくことが重要ではな
いでしょうか。

【参考】

資料:man@bow
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